わたしが粉ミルクにどうしても抵抗があった理由
こんばんは。ouimama助産師です。
助産師になりたての頃からとにかく母乳の魅力に惹かれ、マニアックに勉強してきました。さまざまな論文をくまなく読み、あの頃は昔からの母乳育児について教えてくれる助産師の先輩がたくさんいました。
助産師になった頃からすっかり変わってしまった母乳育児支援。
息子のアトピーがひどく母乳をやめざるを得なかった時、粉ミルクを息子にあげることにどうしても抵抗がありました。その理由を少しお話したいと思います。
産まれてすぐに新生児に与えられる粉ミルク。
ちなみにわたしが助産師になった当初は糖水といってブドウ糖を溶かしたお水でした。
はじめから粉ミルクは与えていませんでした。
粉ミルクに何が含まれるかをご存知ですか??
調整粉乳(粉ミルク)に含まれる危険だと考えられるもの
・遺伝子組み換えの主原料
・パーム油、精製魚油などの精製油
・硫酸亜鉛
・カゼイン
・ホルモン剤投与の乳牛使用、飼料も遺伝子組み換え
その他にも原材料はあります。メーカーにもよりますのでチェックしてみてくださいね。
正直どの文字を見てもこんなものを混ぜ合わせて新生児にあげて大丈夫なの??とシンプルに助産師時代から感じてきました。
海外の方で日本の粉ミルクはあげられないと言ってあげなかった方もたくさんいます。
ということで抵抗があった理由の1つ目は添加物が多すぎることとそれが混ぜ合うことへの不安でした。
2つ目の理由は1日に8回程度、毎回、毎日全く同じものを与え続けることの心身の影響が気になりました。
わたしたちでもずっと同じものを食べ続けることはシンプルに飽きるのもありますが、食への関心・喜びやそれに伴う心身の成長、栄養バランスなど偏ってしまうような気がしませんか?
食を通じて心身が育つことを分かっているからこそ疑問を感じてきました。
新生児だから食へのこだわりをおろそかにしていいわけはなく、むしろ土台となる新生児、乳児だからこそ食の喜びや意味を伝えたいと思ってきました。
みなさまはどう思いますか??
3つ目は粉ミルクで育った赤ちゃんの不自然な太り方が気になっていました。
消化・吸収に負担をかけ過剰なカロリーや脂肪によりその影響は脂肪細胞にも…
さまざまな不安要素が拭えずに自身の子どもにもそうですが、産まれてくる新生児にも粉ミルクをあげることに抵抗を感じていました。
そもそも、粉ミルクに含まれる人工的に添加された栄養素も成分として存在するだけで新生児に実際に吸収されているかは分かりません。色々な栄養素を入れるために安全性不明な添加物が必要なのです。
添加物なしに粉ミルクは存在できないということです。それほど不自然であることがやはり抵抗を感じた理由です。
わたしが助産師になったころはどうしても必要な時には粉ミルクの補足をと教えてもらい糖水を与えながら母乳支援をしていました。人間は変わらないのにわたしが助産師になってすぐに粉ミルクを与えることが必要だという方針に変わりました。
医療の常識はほんとうによく変わりますが、変えてはいけないものがあるように思います。
今回はわたしが粉ミルクにどうしても抵抗があった理由をお届けしました。
息子にはヤギミルクを与えていました。
同じことで悩んでいる方の少しでも参考になれば幸いです。
今日もご覧いただきありがとうございました。